突然思いついたので書き留めないと。フォークの動きについての考察だよ。
オイルとバネの役割について、考えてみようと思うんだけど、まずはしくみの説明からね。
スピードが速いとオイル押さえているバルブが一斉に開いて、抵抗を無くし、
スピードが遅いときにはバルブが閉じていてオイルを動きにくくしている。
オイルは空気と違って縮まないので、フォークが動くスピードが規制されている訳なのだが
あくまで、動きの速度に反応して動きやすさを変化さているわけだね。
凝ったフォークだと、のびるときと縮むときで流路が変わるように細工されていて、
それぞれ、別な開き加減に調整できるようになっている。
早さに対する対応を変えているわけだよね。
バルブの開き加減にプラスして、オイルの粘度も影響してくる。
硬ければ、動きは遅く、反応が鈍くなるし、柔らかいと動きすぎて、腰がなくなるんだ。
フォークの動きは中に入っているバネと空気も大きく影響しているんだ。
バネは力かけると縮んで、抜くとのびるんだけど、オイルと違って速度は関係なく、かかった力に応じて、
決まった長さになるんだよね。バネばかり思い出せばわかるでしょ。
縮む量は力のかかり方が同じだったら、バネの巻き方が一定なら変わらないし、
一定じゃないと、つまりバネの巻き方が細かいところと荒いところがあると、
細かいところが先につぶれてくっついちゃうから、荒いところだけになって、硬くなるよ。
(荒い方が硬くて、細かい方が柔らかくなるからね)
縮めるほど硬くなって、ゆるめるほど柔らかくなるって事だね。
バネについては、もう一つ。「イニシャルを調整するとか、カラーの長さを変える」って言うことがあるけど、
バネにはじめっから、ちょこっと力を掛けておくことなんだ。
硬さが変わるバネだったら、バネの固さの調節になるけど、そうじゃない場合は、
車重によるフォークの沈み込み具合を調整していると思えばいいね。
はねちゃったりしたときの延びられる長さを調整してると思っても良いけどね。
空気は縮めるほど縮みにくくなるし、ある一定以上はほとんど縮まなくなるよ。
まあ、どんどん硬くなっていくから物理的な限界まで縮める事は出来ないけどね。
硬さが変わるバネだと思えばいいね。
バルブの開き具合とオイルの硬さでオイルの動きを調整してフォークの反応するスピードを、
バネの固さでフォークにかかった力にあわせた縮具合を、
空気の量でめいっぱい力がかかった状態の位置を調整出来ると思えばいいね。
ちなみに延びきってるところは、機械的に止めてるだけだよ。
ここまではいいかな。
フォークに力がかかる状態っていっても、実は常に力はかかっているんだよね。
車体の重さを支えている分縮んでいるんだ。どこまで縮んでいるかはバネの硬さと空気の量で決まるよ。
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フォークは、どういうときに動くのか
(車重、減速、遠心力、ポジション変更、ブレーキ)
オイル自体の特性の役割
ライディングへの影響