2003年11月13日

(別館から)
ちょっとエンジンについて考えてみようとおもうんだよ。
まずは熱について。

エンジン動かすだけで、熱くなるよね。エンジンのパワーを上げるともっと熱くなっちゃうんだよ。

走っていると、冷やされるからわかんないけど、止まったままで、エンジン空ぶかしするとすぐに熱くなるよね。つまりね、よりパワーが出る状態にするほど熱くなるんだよ。

ストローク増やしたりボアアップしたり、圧縮あげたり、エアクリーナーボックスからファンネルにしたりターボ付けたり...
エンジンのパワーを上げる代表的な方法だけど、どれも熱くなるんだよ。
※えっと、ロスを減らしていくチューニングの場合は、熱くはならないよ。この場合は、損失しちゃうパワーを取り戻してるだけだからね。

原理的なことを考えてみるとわかるんだけどね。

エンジンは、ガソリンなんかを燃やして、空気のを一気に暖めて膨張させることで動いてるんだよ。より早く、強く膨張させるためには、より大きな火を燃やす必要があるんだ。そのためには、より多くの空気とガソリンをエンジンに入れる必要があるの。燃えるモノが増えるんだから、熱くなるよね。回転数も上がるとパワー出るけど、短い時間で何回も火がつくことになるから、やっぱり熱くなるよね。

もうわかったでしょ?パワーを上げようとすると熱くなっちゃうのさ。

つぎに熱くなったら、何が起きちゃうかを考えてみるね。

※ちなみに「爆発」的に燃やしてるんだけど、あれでもゆっくりだから「燃焼」っていうんだって。

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