2004年05月25日

ディスクも掃除すると効くようになるよ
タッチも良くなるしね。

走っていると洋服とかに油が付くよね。
当然ディスクにもついてるんだよね。
ディスクについた油は当然パッドにもつくよ。
ブレーキかすもちょっとずつ溜まってくるしね。
カスがピストンについちゃうと、動きが悪くなるだよね。
タッチがスムーズでなくなったり、ダストシールが無いモデルだと
エア噛みの原因になったりもするよ。
オフ車のキャリパーだったら、かなり厳重に防水、防塵されてるけど、
ロードモデルは要注意だよ。

ではお掃除。
ディスクは洗剤と歯ブラシでごしごしすればいいよ。
表だけじゃなく、裏もしっかり掃除してね。
パッドはキャリパーからはずして、やっぱり歯ブラシで掃除してね。
手で持つときに、パッドの表面はさわらないようにした方がいいよ。
手の油が付いちゃうこともあるからね。
裏にグリスを付けることもあるしね。

キャリパーの掃除は、フォークからはずしながらするんだけど、
整備が慣れてない時は、さわらない方がいいよ。
特に組み付けミスすると命に関わるからね。

キャリパーはずしたら、なかを歯ブラシと中性洗剤で掃除してね。

間違ってもマジックリンみたいなアルカリ性の洗剤や住宅掃除用の酸性の洗剤、
クレンザなどのコンパウンドの入ったモノは使わない方がいいよ。
シール類やピストンが痛んじゃうからね。

大まかに汚れが取れたら、マスターをちょっと握ってピストンを押し出して、
ピストンを掃除。
キットすぐに出てくるピストンとなかなか動かないのがあると思うよ。
汚れのせいで動きが悪くなってるんだけどね。
あんまり押し出すと、はずれちゃうから注意してね。
1個押し戻すと、他のピストンが出てくるはずなんだけど、そうやって順番に掃除してね。
きれいになったら、それぞれのピストンを何度もおしてると一番引っ込んだところに戻るから、
また、マスターを握って押し出してね。
おっと、マスターのフルードの量に注意してね。入りすぎてたり、カップが小さいと、
フルードがあふれてこぼれてくるし、少ないとピストンを出したときにエアを噛むことがあるからね。

掃除が終わったら、メタルラバーなど、フルードと相性のいいグリスをピストンに付けて、
動きをスムーズにしてあげてね。絶対に適当な油を付けちゃだめだよ。
フルードは石油系じゃないから、トラブルを起こすからね。
グリスを塗るときにディスクにグリスがつかないように注意してね。

ピストンを引っ込ましたキャリパーに、裏に鳴き止めのモリブデングリスなんかをちょこっと塗った
パッドをはめて、フォークに戻してね。

ボルトをシメ込むときに、ブレーキをかけたときにキャリパーに力がかかる方向に押しつけてから
締め付けてね。これさぼると、ボルトがゆるんだり、ブレーキング時に異音がしたりするからね。

あ、そうだ。キャリパー止めるボルトのネジにはかじり防止にグリス塗っておいた方がいいよ。
組み付けたら、マスターを何度も握ってピストンをせり出させてね。
そのままだと、スカスカだからね。

掃除ついでに、エア抜きもしたほうがいいよ。
この方法はまたあとで。

組み付けてすぐは、ドラムもディスクも安定しないから、何度かハードブレーキをして、
表面を安定さるといいよ。

さてさて、どう?
整備されてない高級品よりも整備された汎用品の方が遙かにいいタッチになるからね。
是非味わってみてね。

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